注意すべき瑕疵物件の存在
注意すべき瑕疵物件の存在
不動産を取り扱う上で最低限として注意しなければならない要素のひとつに、瑕疵物件があります。
その物件に価値を下げる何らかの要因が付随していることを意味し、将来的な運用に影響を与える可能性が高いです。
そんな瑕疵物件にはいくつかの種類があり、ひとつは物理的なものです。
住宅であれば構造が壊れかけていたり地震に耐えられる設計ではない、土地だと汚染されているなどが挙げられます。
また改正を繰り返す法によって、手続きや設備の導入などが求められるのも瑕疵物件になります。
その場合は使用目的が限られている場合もあるので要注意です。
不動産そのものに問題がなくても、周囲を取り巻く環境が原因で瑕疵物件になることもあります。
事件や事故の現場となったり、近くにある工場から公害の被害を受けるなど、色々なパターンが考えられます。
そのような問題を抱えているため価格が相場よりも安くなりがちですが、全てがそうとは限りません。
したがって背景まで調べるのは基本にした方が良いです。
瑕疵物件の価格は通常よりも下落傾向になります
瑕疵物件の価格は、通常よりも下落傾向にあり、その程度の差にもよりますが5~10%くらいダウンになります。
瑕疵物件には大きく分けて4つの種類がありますが、それらは物理的瑕疵と法的なもの、さらに心理的瑕疵と環境的なものがあります。
物理的瑕疵は建物の性能や品質に不具合があるため、リフォームや修理をすれば解決しやすいものになりますが、法的な場合は都市計画など法律に適合していない物件になります。
そのため購入してから増築できなかったり、建て替えをすることが様々な条件に制約されるといったことが出てきます。
心理的瑕疵は以前住んでいた人や自殺や事件に巻き込まれて場合で、環境的なものは周辺にゴミ屋敷があったり工場の臭気が漂うなどの問題です。
これらのことから相場より価格が安くなっているので、売るときは下落傾向になりますが、一方で購入するときや安値で購入できるお得なこともあります。
特に心理的瑕疵の物件は、購入者が気にならないのであれば、大変お得になることもあるでしょう。
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